社内会議資料(見本)

営業の失注理由を分け、新規の受注率を戻すための3つの運用変更

営業部会議 2026年10月 数字はすべて架空の例

この資料の読み方

  • 2ページ目結論。今日決めてほしい3件(ここだけ読んでもよい)
  • 3〜5ページ目現状と要因。受注率の推移と、失注40件の内訳
  • 6〜8ページ目打ち手、優先順位、計画

新規の受注率を戻すため、営業部として次の3つの運用変更を決めてほしい

決めてほしいこと3件。根拠は3〜5ページ、計画は8ページ

初回面談に決裁者の同席を依頼する


新規の失注40件のうち18件は、決裁者に会えないまま終わった。案内文に同席の依頼を入れる。

担当:営業企画 開始:11月

提案前に要件確認シートを必須にする


要件に合う提案ができず失注した12件の多くは、確認シートが未記入のまま提案していた。

担当:営業マネージャー 開始:11月

値引き幅の目安と承認者を決める


価格で折り合わなかった10件は、値引きの判断基準がなく、回答が遅れていた。

担当:営業部長 期限:12月末

注:件数は2026年4月〜9月の新規商談の失注(架空の例)。

出所:営業日報の失注記録(架空データ)

新規顧客の受注率だけが、この6四半期で10ポイント下がっている

商談から受注までの受注率。営業部全体、2025年度第1四半期〜2026年度第2四半期(6四半期)。単位:%。母数は四半期あたり新規約240件、既存約180件

注:受注率=受注件数÷商談化した件数(架空の例)。

出所:営業部の商談管理表(架空データ)

初回面談に決裁者が同席した案件は、担当者のみの案件より受注率が24ポイント高い

初回面談の同席者別の受注率。新規顧客、2026年4月〜9月に初回面談をした240件。単位:%

注:同席者は面談記録の記載による。「同席者不明」は記載なし(架空の例)。

出所:営業日報(架空データ)

新規の失注40件のうち、決裁者に会えないまま終わったものが最多の18件だった

失注理由の件数。新規顧客、2026年4月〜9月の失注40件(理由は営業担当が1つ選択)。単位:件

注:失注理由は営業日報の選択式項目(架空の例)。

出所:営業日報の失注記録(架空データ)

新規の失注の45%は、決裁者に会えないまま終わった案件が占めている

失注理由の構成比。新規顧客、2026年4月〜9月の失注40件。単位:%

注:構成比は件数の割合。四捨五入のため合計が100にならない場合がある(架空の例)。

出所:営業日報の失注記録(架空データ)

受注率が上がった3チームは、どれも初回面談で決裁者の関心事を聞いていた

受注率が前の四半期より上がったチームの取り組み。社内の3チーム、2026年7月〜9月

営業チームA


面談の前に、決裁者に聞きたい質問を3つに絞って共有した。

営業チームB


面談の冒頭で、決裁者に「今期の優先課題」を聞いた。

営業チームC


面談後、決裁者の発言を要件確認シートの先頭に記入した。

共通すること

決裁者の関心事を、提案の前に聞いて記録している。

注:事例は3件のみ。他のチームに当てはまるかは未確認(架空の例)。

出所:各チームへの聞き取り(架空データ)

受注率を戻す施策は、会う相手、提案の質、価格の判断の3本に絞れる

失注理由の上位3つに対応する施策の柱。新規顧客向け

会う相手


初回面談に決裁者が同席する案件を増やす。

提案の質


要件を確認してから提案する流れを標準にする。

価格の判断


値引きの目安と承認者を先に決めておく。

出所:失注理由の集計(架空データ)

新規の失注40件は、決裁者・要件・価格の3つの原因に分けられる

失注理由の内訳。新規顧客、2026年4月〜9月の失注40件。単位:件

新規の失注

2026年4月〜9月

40件

決裁者に会えないまま終了

初回面談の同席者が担当者のみ

18件

要件に合う提案ができなかった

要件確認シートが未記入

12件

価格で折り合わなかった

仮説値引きの判断基準がない

10件

注:件数は事実(日報の集計)、「値引きの判断基準がない」は仮説(架空の例)。

出所:営業日報の失注記録(架空データ)

新規の受注件数は、商談数と受注率の掛け算で、落ちているのは受注率の側にある

新規の受注件数の分解。営業部全体、2026年度第2四半期。単位:件、%

新規の受注件数

約43件

この四半期の結果

=

新規の商談数

240件

前の四半期から横ばい

×

受注率

18%

前年同期は28%

注:受注件数は 240件×18% の概算(架空の例)。

出所:営業部の商談管理表(架空データ)

新規の受注率は、営業部の運用を3つ変えれば戻せると考えられる

結論と、それを支える3つの理由・根拠

結論

新規の受注率は、運用の変更で戻せる。

原因が特定できている


  • 失注40件の理由を3つに分けられた
  • 最多の原因が全体の45%

営業部の中で完結する


  • 面談の案内文の変更
  • 確認シートの運用

始める費用が小さい


  • 新しい道具の購入は不要
  • 11月から開始できる

出所:失注理由の集計、営業部への聞き取り(架空データ)

新規の失注40件の多くは、初回面談から要件確認までの2段階で起きている

新規商談の流れと、失注が起きた段階。新規顧客、2026年4月〜9月の失注40件

初回面談


失注18件

要件確認


失注12件

提案


失注4件

見積


失注4件

決裁


失注2件

注:失注が起きた段階は営業日報の記載による(架空の例)。

出所:営業日報の失注記録(架空データ)

要件が合わないと分かった時点で、提案から要件確認に戻る流れを標準にする

新規商談の進め方(変更後)。提案の段階で要件の不一致が見つかった場合の戻り先

初回面談


決裁者の同席を依頼する

要件確認


確認シートを記入する

提案


要件との一致を確かめる

見積


値引きの目安で回答する

要件が合わなければ戻る

出所:営業部の運用案(架空)

3つの運用変更は、10月から12月の3か月で順に始め、12月末に効果を見る

運用変更の実施計画。担当と時期。2026年10月〜12月

施策と担当10月11月12月
決裁者の同席依頼営業企画
案内文を変更して開始
要件確認シートの必須化営業マネージャー
シート作成→開始
値引きの目安と承認者営業部長
基準を決める
効果の確認営業企画
受注率を測る

出所:営業部の実施計画案(架空)

初回面談に決裁者が同席すると、提案の宛先と決裁までの期間が変わる

初回面談の同席者別の比較。新規顧客、2026年4月〜9月の240件

担当者のみ(現状)

面談の相手は担当者。決裁者の関心事は伝聞になる

提案書の宛先は担当者のまま、社内で回覧される

決裁までの期間は平均58日

決裁者が同席(変更後)

決裁者から直接、優先課題を聞ける

提案書を決裁者に直接説明できる

決裁までの期間は平均31日

注:期間は初回面談から決裁までの日数の平均(架空の例)。

出所:商談管理表(架空データ)

4つの候補のうち、効果とやりやすさが両方高いのは決裁者の同席依頼だ

運用変更の4候補の比較。評価は営業部の管理職5名の合議、2026年10月

評価項目決裁者の同席依頼確認シートの必須化値引きの目安提案書の刷新
受注率への効果○○△△
やりやすさ○△○×
費用○○○×
開始できる時期11月11月12月来年度

○:高い・小さい △:中程度 ×:低い・大きい

出所:管理職会議の評価メモ(架空データ)

狙う案件は、顧客の課題と自社の強みと競合との違いが重なるところにある

新規案件を選ぶときの3つの観点

顧客の課題自社の強み競合との違い 狙う案件

出所:営業部の案件選定の考え方(架空)

効果が大きく、すぐ始められる決裁者の同席依頼と確認シートから着手する

運用変更の優先順位。縦軸は受注率への効果、横軸は実行のしやすさ。営業部の管理職5名の評価、2026年10月

効果:大効果:小
決裁者の同席依頼 確認シートの必須化 値引きの目安 価格表の改定 研修の拡充
実行:難実行:易

着手する条件

  • 効果が大きい(右上の象限)
  • 11月までに始められる
  • 新しい費用がかからない

注:位置は5名の評価の平均(架空の例)。

出所:管理職会議の評価メモ(架空データ)

営業チームAは、面談の前に質問を3つに絞るだけで受注率を9ポイント上げた

社内の取り組み事例。営業チームA(6名)、2026年7月〜9月

営業チームAの取り組み

決裁者に聞く質問を事前に3つに絞って共有した。


  • 質問は面談の前日までに共有
  • 面談後に回答を確認シートの先頭へ記入
  • 週1回、全員で回答を見直し

出所:営業チームAへの聞き取り(架空)

営業チームBの取り組み

面談の冒頭で、決裁者に今期の優先課題を聞いた。


  • 冒頭5分を課題の確認に充てる
  • 回答を提案書の最初のページへ反映
  • 決裁者の発言は原文のまま記録

出所:営業チームBへの聞き取り(架空)

注:受注率の上昇幅は2026年7月〜9月の前四半期比(架空の例)。

失注の3つの原因には、それぞれ営業部の中で実施できる打ち手がある

課題、現状、打ち手と担当。新規顧客、2026年4月〜9月の失注40件

課題現状打ち手と担当
決裁者に会えない失注18件のうち15件は、初回面談の同席者が担当者のみ面談の案内文に、決裁者の同席依頼を入れる担当:営業企画
要件に合う提案ができない失注12件のうち9件は、確認シートが未記入のまま提案提案前に、確認シートの記入を必須にする担当:営業マネージャー
価格で折り合わない仮説値引き要請への回答基準がなく、回答が遅れる値引き幅の目安と承認者を決める担当:営業部長