METHOD
SEO記事の量産を台帳から回す。人が触るのは優先順位・取材・公開の可否だけ【業務フロー・指示文付き】
変わるのは「記事を書く速さ」ではなく「人が触る場所の数」です。
自社サイトのSEO記事は、キーワード台帳の1行から、調査、下書き、機械ゲート、公開、計測までをAIが進める。人が触るのは、台帳の優先順位を月に1回見ること、一次情報を口述で出すこと、週1回の枠で公開の可否を決めることの3か所にする。
- SEO記事の制作を「書き手が思いついて書く」から「台帳の1行を起点に AI が調査・下書き・ゲート・公開・計測を回す」に変える設計
- 8工程のうち人が触る場所を、台帳の優先順位・一次情報の口述・公開の可否の3か所に固定する考え方
- 業務フローと AI への指示文(設計用プロンプト)で、自社の記事制作を同じ形に組み替える手順
下の「AI への指示文」を Claude に貼ると、業務フローを踏まえて、自社向けの設計を質問しながら組み立てられます。
業務フローと AI への指示文
この記事の業務フロー(To-Be)と、自社向けに設計を組み立てる AI への指示文を無料でお渡しします。右の3つを入れると、ダウンロードのボタンが出ます。
- 業務フロー(To-Be)工程ごとの人/AI/データの担当と、人が判断する場所
- AI への指示文(設計用プロンプト)業務フロー入り。Claude に貼ると、自社向けの設計を質問しながら組み立てます
01結論:何が変わるのか
変わるのは「記事を書く速さ」ではなく「人が触る場所の数」だ。As-Is では、書き手が題材を思いつき、上位記事を読み、本文を書き、自分で読み直し、上長が届いた順に読み、手で公開し、思い出したときに数字を見に行く。どの工程にも人が居るので、忙しい週は記事が止まり、止まったことに誰も気づかない。To-Be では、台帳の着手順の上から AI が語を取り、調査・下書き・機械ゲート・公開・計測を順に進める。人が触るのは 台帳の優先順位(判断1、月1回)、一次情報の口述取材、公開の可否(判断2、週1回の枠) の3か所。ゲートを通らない記事は人の前に出さず、公開の前には必ず人が承認する。起動を人の意思に置かないことで、止まらない仕組みにする。
起動を人の意思に置かない。レビューの枠をカレンダーに固定し、公開の前に人の承認を必ず挟む。この2つを外すと、記事は止まるか、確認なしで出るかのどちらかになる。
03AI 化の進め方、6つのフェーズ
大手と中小で中身は違っても、進め方の順番はどの会社でも同じです。フェーズごとに「目指す状態」と「実行内容」を置き、塗りがこの事例の位置。
04マーケの業務フローのどこを AI 化したか
マーケの仕事は6つのカテゴリーに分けられます。この業務が扱うのは、「制作」の4つのステップのうち M-31〜M-33(コピー・原稿作成〜品質・権利確認) です。
05効率化の段階
この業務は L0(手作業)から L2(半自動) へ。調査から計測までが AI の列に積み上がり、人は優先順位・取材・公開の可否の3か所に固定される。レビューまで自動にする L3 は、品質が担保できないので狙わない。
06Before(As-Is):人がすべての工程に居る。止まっても、止まったことに気づく仕組みがない
スキルが無い場合の一般的な手順です。題材は思いついた順、レビューは届いた順、公開は手作業で、数字は思い出したときに見に行きます。
07After(To-Be):同じ8工程を、AIが台帳から順に進める。人は優先順位・取材・公開の可否だけ
工程は変えていません。起点を人の思いつきから台帳の1行に移し、調査・下書き・ゲート・公開・計測を AI に渡しました。人に残るのは3か所です。
SEO記事の量産パイプラインを AI 化する手順
- 台帳の選定:台帳から語を取る:着手順の上から1語を取り、記事の行を起こす
- 調査:上位記事を調べる:上位の構成と検索意図を分解し、抜けた論点を出す
- 一次情報:一次情報を当てる:取材と事例の在庫から、記事に使う素材を選ぶ
- 下書き:下書きを書く:決まった型に流し込み、編集規程を読んで書く
- 機械ゲート:機械ゲート:8項目を判定。NG は直して通るまで繰り返す
- レビュー:レビューパック:枠の直前に、読む記事と確認点を1枚にまとめる
- 公開:公開する:承認済みだけを送り、台帳に公開日を書く
- 計測・改善:計測して戻す:表示とクリックを集め、改善候補を台帳に戻す
08工程ごとの担当の変化
8工程の形は変えず、起点を台帳に移し、担当を AI に移しました。人に残るのは 台帳の優先順位(判断1)・口述取材・公開の可否(判断2) の3か所です。
書けそうな題材をその場で思いつく。台帳は無いか、更新されない
AI が台帳の着手順の上から語を取り、記事の行を起こす
検索して上位記事を開き、構成をメモする
AI が上位の構成と検索意図を分解し、抜けている論点を出す
一次情報は書き手の記憶から出す。無ければ一般論になる
人が月1回の口述取材で素材を出し、AI が在庫から記事に当てる
構成から本文まで一人で書く
AI が決まった型に流し込み、編集規程を読んで書く
自分で読み直し、形式と出典を目で確かめる
AI が8項目を判定し、NG は直して通るまで繰り返す。通った記事だけが人の前に出る
上長が届いた順に読み、指摘を返す。週のどこかが常に潰れる
AI が枠の直前にレビューパックを出し、人は週1回の枠で通った記事だけを読む
ファイルを手で上げ、リンクと見出しを直す
AI が承認済みの記事だけを送り、台帳に公開日を書く
思い出したときに順位と流入を見に行く
AI が表示とクリックを集め、改善候補を台帳に戻す
09設計のポイント
人の判断は2回に固定する
- 判断1 台帳の優先順位(月1回): どの語から書くかは人が決める。AI は着手順の上から取るだけ
- 判断2 公開の可否(週1回の枠): ゲートを通った記事だけを読み、公開してよいかを決める。公開の前には必ず人が承認する
- レビューまで自動にする L3 は狙わない。品質が担保できないので、公開の可否は人に残す
AI の外に残るもの
- 一次情報。事例と持論は人からしか出ない。口述取材が飛んだ月は、一次情報の記事を書かず整理記事だけにする
- 公開の可否。通った記事でも、出すかどうかは人が決める
- 起動の規律。起動を人の意思に置かず、定期実行とカレンダーに固定した枠に置く。レビュー枠を固定しないと止まる
役割の移動
- 書き手: 思いついて書く人 → 一次情報を語る人。本文を書くのは AI
- レビュー担当: 届いた順に読む人 → 週1回の枠で、通った記事の公開を決める人
- キーワード台帳: あっても更新されない表 → すべての記事の起点。状態がここで分かる
次の分岐
- レビューの指摘は記事を直して終わりにせず、編集規程に1行足す。機械で検出できるものはゲートに昇格する
- 一次情報の記事と整理記事で、人の確認の深さを変える。一次情報の記事は口述を必須にし、整理記事は月次のまとめ確認にする(候補)
- 次の段階は、調査と下書きを夜間の定期実行に乗せ、朝には下書きが出来ている状態(候補)
11まとめ
- 起点を「書き手の思いつき」から「台帳の1行」に移す。これで調査から計測までが AI の列に積み上がる
- 人が触る場所を、台帳の優先順位・口述取材・公開の可否の3か所に固定し、それ以外は AI に渡す
- ゲートを通らない記事は人の前に出さない。公開の前には必ず人が承認する。レビューまで自動にはしない
この記事を書いた人
AI への指示文で設計を組み立てたところまでで構いません。30分の無料相談で、どの工程から AI に任せるかと、人が残す判断を一緒に決めます。
無料相談(30分)を申し込む