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METHOD

4-3 周辺業務への展開PHASE 4 業務AI化段階 L0 → L2(半自動)L2 半自動

SEO記事のレビューを機械ゲートから始める。人が読むのは通った記事だけ【業務フロー・指示文付き】

ANSWER — この記事の答え

変わるのは「チェックする手間」ではなく「人が読む前に落とす基準」です。

自社サイトのSEO記事は、公開に進む前に、機械で判定できる8項目をスクリプトに任せる。形式・出典・表現・事実突合をAIが判定し、NGなら直す箇所まで返す。通った記事だけが人のレビューに進み、公開は人が承認する。

この記事で得られること
  • 公開前のチェックを「人が読んで気づく」から「機械が8項目で判定し、通った記事だけ人が読む」に変える設計
  • 形式・出典・表現・事実突合の4種を機械に渡し、人に残す判断を「公開の可否」の1回に固定する考え方
  • 業務フローと AI への指示文(設計用プロンプト)で、自社のレビュー基準を機械で判定できる項目に書き換える手順

下の「AI への指示文」を Claude に貼ると、業務フローを踏まえて、自社向けの設計を質問しながら組み立てられます。

業務フローと AI への指示文

この記事の業務フロー(To-Be)と、自社向けに設計を組み立てる AI への指示文を無料でお渡しします。右の3つを入れると、ダウンロードのボタンが出ます。

  • 業務フロー(To-Be)工程ごとの人/AI/データの担当と、人が判断する場所
  • AI への指示文(設計用プロンプト)業務フロー入り。Claude に貼ると、自社向けの設計を質問しながら組み立てます

いただいた情報は、配布物に関するご連絡と Zeyra からのご案内にだけ使います(プライバシーポリシー)。

01結論:何が変わるのか

変わるのは「チェックする手間」ではなく「人が読む前に落とす基準」だ。As-Is では、下書きが届くたびにレビュー担当が全文を読み、一次情報の有無・字数・リンク切れ・時点注記の抜けを目で拾う。同じ指摘が記事ごとに繰り返され、何を確かめたかは本人の記憶にしか残らない。To-Be では、原稿を渡して起動すると、AI が8項目を機械で判定し、NG の項目には直す箇所を1行で返す。通るまで直し、通った記事だけが記事台帳で「レビュー待ち」になる。人がやるのは 通った記事を読んで公開の可否を決める(判断1) の1回。形式の指摘は人の口から出なくなり、人は中身だけを読める。

機械で判定する項目の数
8項目
一次情報・字数・出典URLの生存・時点注記・禁止表現・表と見出しと内部リンク・事実突合・内部リンクの実在
人が判断する回数
1回
通った記事だけを読み、公開の可否を決める。形式の指摘は人からは出ない

03AI 化の進め方、6つのフェーズ

大手と中小で中身は違っても、進め方の順番はどの会社でも同じです。フェーズごとに「目指す状態」と「実行内容」を置き、塗りがこの事例の位置。

PROCESS―AI 化の進め方
フェーズ
PHASE 1
現状把握・調査
PHASE 2
洗い出し・整理
PHASE 3
基盤整備
PHASE 4
業務AI化
PHASE 5
標準化・落とし込み
PHASE 6
定着・改善
目指す状態
改善余地が明確化
優先順位が決定
AIデータ基盤整備
AI前提業務に変革
現場が使える
改善自走と横展開
実行内容
1-1 現場ヒアリング1-2 AI によるクロール(社内データ)1-3 類似事例調査
2-1 AI化リストの洗い出し2-2 優先順位付け(ROI×難易度)2-3 ロードマップ作成
3-1 置き場・命名・判断者の設計(会社OS)3-2 CRM・マスタの再設計3-3 データ蓄積の運用開始
4-1 暗黙知の抽出(ハイプレイヤーの型化)4-2 最初の1本の構築(判断ゲートの設計)4-3 周辺業務への展開4-4 計測と調整
5-1 マニュアル・テンプレ化5-2 研修(推進役→現場)5-3 現場が触れる形にする(アプリ化)
6-1 振り返り(週次・月次)6-2 改善・型の更新6-3 他領域への展開
この事例のフェーズと、やった実行内容

04マーケの業務フローのどこを AI 化したか

マーケの仕事は6つのカテゴリーに分けられます。この業務が扱うのは、「制作」の4つのステップのうち M-33(品質・権利確認) です。

MARKETING FLOW―マーケの業務フロー
工程
STEP 1
戦略設計
STEP 2
調査・企画
STEP 3
制作
STEP 4
配信・公開
STEP 5
顧客育成
STEP 6
分析・改善
中でやること
1-1 市場・顧客分析1-2 ターゲット設計1-3 訴求軸設計1-4 チャネル・KPI設計
2-1 調査課題設定2-2 調査実施2-3 インサイト抽出2-4 施策・テーマ企画
3-1 コピー・原稿作成3-2 画像・動画制作3-3 品質・権利確認3-4 公開前承認
4-1 広告入稿・配信4-2 記事・LP公開4-3 SNS投稿4-4 メール配信
5-1 セグメント設計5-2 シナリオ設計5-3 コメント・レビュー対応5-4 見込み客引き渡し
6-1 効果測定6-2 分析・改善案作成6-3 広告・記事差し替え6-4 型・テンプレート更新
この業務で AI 化した工程・項目

05効率化の段階

この業務は L0(手作業)から L2(半自動) へ。起点は人が原稿を渡して起動する形のまま、判定は機械が担い、人の判断は公開の可否の1回に固定される。

LEVEL―効率化の段階 L0〜L4
L0手作業人
L1AI補助人がチャットに貼る
L2半自動人がコマンドで起動
L3自動実行検知・時刻
L4自走先方が自分で直す
▲As-Is
▲To-Be(今ここ)

06Before(As-Is):人が全文を読んで、形式も事実も目で拾う。何を確かめたかは残らない

スキルが無い場合の一般的な手順です。下書きが届くたびにレビュー担当が読み、同じ指摘を記事ごとに繰り返します。

手作業AI が自動実行人の判断ゲートデータ置き場手戻り列の並び: 人 → AI → データ・システム/行は工程(上から下へ)
人 AI データ・システム 01 原稿を受ける 02 形式の確認 03 出典・リンク 04 表現の確認 05 事実突合 06 差し戻し・修正 07 結果の記録 08 公開の判断 原稿を受け取る 下書きが届いたら読み始める 原稿ファイル 共有フォルダに置かれる 形式を目で見る 一次情報の有無・分量・表と 見出しを読んで確かめる リンクを順に開く 出典URLと内部リンクを1本 ずつ開いて確かめる 表現を拾う 時点注記の抜けと禁止表現を 読みながら探す 数字を見比べる 社名と数字の文を、原典を探 して見比べる 一次資料 必要になってから探す 指摘を書いて戻す コメントで差し戻し、直るの を待つ コメント やり取りが散らばる 記録は残らない 何を確かめたかは本人の記憶 だけ 記事の一覧表 状態の更新は手作業 公開を決める 読み切った感覚で判断する 開く 見比べる 書く 手で更新 この時点で AI は入っていない
人が全8工程を担当。読む時間は記事ごとに違い、見落としは次の記事でも起きる

07After(To-Be):同じ8工程を、判定はAIが担う。人は通った記事の公開可否だけ

工程は変えていません。形式・出典・表現・事実突合の判定を機械に移し、NG は直す箇所を返して通るまで直します。人が読むのは通った記事だけです。

人 AI データ・システム 01 原稿を受ける 02 形式の確認 03 出典・リンク 04 表現の確認 05 事実突合 06 差し戻し・修正 07 結果の記録 08 公開の判断 原稿を渡して起動 記事の場所を指定してゲート を起動する 原稿ファイル 記事ごとの置き場にある 自動 形式を判定 一次情報の印・字数・表と見 出しの数を確認する 自動 リンクを判定 出典URLの応答と内部リンク の実在を確認する 公開ツリー 内部リンクの照合先 自動 表現を判定 数値の時点注記の有無と禁止 表現を検出する 自動 事実を突合 社名と数字の文の出典を、一 次資料の全文と照合する 一次資料の全文 手元に揃えた資料だけが照合 先 示された箇所を直す NG の項目だけ直し、通るま で再実行する 自動 直す箇所を返す NG の項目ごとに、直す箇所 を1行で示す 自動 結果を記録 日付と通過数を記事台帳に書 き、状態を進める 記事台帳 通った記事だけがレビュー待 ちに 判断 1 公開の可否 通った記事だけを読み、公開 を承認する NG なら OK なら 人へ渡す 指定する 照合 照合 記録 判定に人の作業はない 公開の判断は AI に渡さない
人に残るのは、起動と、通った記事を読んで公開の可否を決めること(判断1)

SEO記事のレビューを AI 化する手順

  1. 原稿を受ける:原稿を渡して起動:記事の場所を指定してゲートを起動する
  2. 形式の確認:形式を判定:一次情報の印・字数・表と見出しの数を確認する
  3. 出典・リンク:リンクを判定:出典URLの応答と内部リンクの実在を確認する
  4. 表現の確認:表現を判定:数値の時点注記の有無と禁止表現を検出する
  5. 事実突合:事実を突合:社名と数字の文の出典を、一次資料の全文と照合する
  6. 差し戻し・修正:直す箇所を返す:NG の項目ごとに、直す箇所を1行で示す
  7. 結果の記録:結果を記録:日付と通過数を記事台帳に書き、状態を進める
  8. 公開の判断:公開の可否:通った記事だけを読み、公開を承認する

08工程ごとの担当の変化

8工程の形は変えず、判定だけを人から AI に移しました。人に残るのは 起動・NG 箇所の修正・公開の可否(判断1) の3つで、形式の指摘は人からは出なくなります。

ROLE SHIFT―工程ごとの担当の変化
工程As-Is 誰が・どうTo-Be 誰が・どう
01原稿を受ける
手作業

下書きが届いたら、レビュー担当が全文を読み始める

→
手作業

記事の場所を指定してゲートを起動する

02形式の確認
手作業

一次情報の有無・分量・表と見出しを読んで確かめる

→
AI が自動

AI が一次情報の印・字数・表と見出しの数を判定する

03出典・リンク
手作業

出典URLと内部リンクを1本ずつ開いて確かめる

→
AI が自動

AI が URL の応答と内部リンクの実在を判定する

04表現の確認
手作業

時点注記の抜けと禁止表現を、読みながら探す

→
AI が自動

AI が数値の時点注記と禁止表現を検出する

05事実突合
手作業

社名と数字の文を、原典を探して見比べる

→
AI が自動

AI が出典の原文を一次資料の全文と照合する。全文が無ければ NG

06差し戻し・修正
手作業

コメントで指摘を書いて戻し、直るのを待つ

→
AI が自動

AI が NG の項目ごとに直す箇所を1行で返す。通るまで直す

07結果の記録
手作業

何を確かめたかは残らない。状態の更新は手作業

→
AI が自動

AI が日付と通過数を記事台帳に書き、通った記事だけを「レビュー待ち」にする

08公開の判断
手作業

読み切った感覚で公開を決める

→
人の判断

通った記事だけを読み、公開の可否を決める

09設計のポイント

01

人の判断は公開の可否の1回に固定する

  1. 判断1 公開の可否: 8項目を通った記事だけを読み、公開してよいかを決める。形式の指摘はここでは出さない
  2. NG の記事は人の前に出さない。直す箇所を機械が返し、通るまで直してから人に渡す
  3. 事実突合で機械が見るのは「出典の原文が一次資料に実在するか」まで。数字と主張が合っているかは、判断1 で人が読む
02

AI の外に残るもの

  1. 公開の可否。通った記事でも、出すかどうかは人が決める
  2. 判定の基準そのもの。何を禁止表現とするか、字数の下限をいくつにするかは人が決め、規程に書く
  3. 一次資料の取り込み。照合先になる全文が無い会社の記事は書けないので、先に人が資料を揃える
03

役割の移動

  1. レビュー担当: 全文を読んで形式の抜けを拾う人 → 通った記事の公開を決める人
  2. AI: 指摘を受けて直す側 → 8項目を判定し、直す箇所を返し、記録まで残す担当
  3. 記事台帳: 状態を手で更新する表 → ゲートの結果と状態が自動で揃う置き場
04

次の分岐

  1. 人のレビューで同じ指摘が2回出たら、規程に1行足す。機械で検出できるものはゲートの項目に昇格する
  2. 字数の下限や内部リンクの本数は媒体ごとに変える。自社サイトと外部メディアで下限を分ける
  3. 次の段階(L3)は、下書きが出来た時点でゲートが自動で走り、人は通った記事だけを見る状態(候補)

11まとめ

  • 公開前のチェックを、機械で判定できる8項目と、人が読まないと分からないことに分ける
  • NG の記事は人の前に出さない。直す箇所を返し、通った記事だけを「レビュー待ち」にする
  • 人の判断は「公開の可否」の1回に固定する。同じ指摘が繰り返されたら、規程とゲートに昇格する

この記事を書いた人

太田 壮哉
太田 壮哉Zeyra株式会社 代表

採用・組織人事のコンサルで200社以上、AI系ブティックファームで事業責任者。いまは AI 前提の組織設計を、自社で回しながらクライアントに提供している。

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出典: 社内マニュアル・スキル本文・運用の記録(社名・固有名詞は伏せています)
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